世界の路地。この良さを誰かと分かち合いたい
いきなりだけど、路地っていいですよね。
え、何なに?意味が分からない?
しょうがないですね!今回は路地の素晴らしさをお伝えしますよ。
中には、これも…路地…?ってな際どい写真もありますが、あえて路地の定義はガバガバに設定しておきます。そっちの方が幅が広がりますし。路地なだけにね。。
分かりやすく国別に見ていきましょう!
オーストラリア
いやーいいですねぇ。
古くて汚い?いやいやいやいや。その中にも趣があって、絶妙に狭くて、レンガ造り、剥げかけの塗装、植物も、太陽の光まである。まるでラーメンの全部乗せのように、全てが詰め込まれた路地です。
オーストラリアに行ってすぐ、何となくとったこの写真。後から見返した時、「おいおい。なんだか凄くいいぞ、この写真...!」てなりました。そこで初めて路地の魅力に気づきましたね。
ここが全ての始まりです。
その後1年以上はスマホのロック画面としてこの画像を使ってました。
メルボルンでグラフィティアートは市民権を得ていて、落書きではなく芸術として認識されています。とりわけ路地は格好の場所なので、ところどころでスゴいレベルのものが見れて、観光スポットになっていたりします。
路地だけでなくお店の壁にドーンと描かれていることもあり、面白いです。
少し怪しさを醸し出すこともあります。だからといってドラッグの売人が居たりすることはないです。たぶん。
オーストラリアも基本はヨーロッパの文化なので、ドラッグに関しては緩い部分があります。ぼくの周りでも、「え、君が!!??」と驚くくらい真面目そうな子でもマリファナを吸ってたりしました。やだねー。怖いねー。
どこまでも続いていそうなくらい真っすぐで武骨な感じがたまらんですね。無駄を削ぎ落して削ぎ落して、そんな作業を、経て、からの、ここ!みたいなね。ちょっとKick The Can Crew入りました。活動再開しましたね。
両側、どちらもレンガ造りで安定感・安心感がありますね。もしぼくが乙女だったなら、「私今守られてる!圧倒的に守られてるわ!好き!!」って言ってます。
擬人化するならガチムチ筋肉男子といったところでしょうか。
壁の淡い色がいい味をだしています。階段、カップル、おしゃれ。
「みんなと同じなんて嫌!もっと個性出していこうよ!」って声が聞こえてきます。おしゃれ女子系路地。
コメントが混沌としてきましたが、気にせずいきましょう。
夜になるとまた違った顔を見せてくれます。
昼と夜。今と昔。「あの頃の俺はただただ目立ちたくて、やんちゃばっかりしてたな…」マイルドヤンキー系路地。
ハンガリー
路地内の絶妙な暗さ、そして隙間から覗く明るく照らされた象徴的な建物とのハッキリとしたコントラストが美しい。
仕事もプライベートも充実!空いた時間には犬と一緒にウォーキングまで。メリハリアクティブ女子系路地。
路地は薄暗くて汚いもの?そんなイメージは全く当てはまらないです。オープンテラスもあって、開かれた、ひとの集まる場所。
「アフタヌーンティーの時間だ。一息つこうじゃないか」午後ティー系路地。
フランス
シンプル イズ ザ ベスト。
断捨離大好き、ミニマリスト系路地。
開けたところから路地へ、この違和感のないスムーズな変化は流石フランスだ!と言わざるを得ないですね。
普通の道と路地との違いがそうであるように、善と悪の違いもまた、そう大きなものではない。要は君がそれをどのように捉えるかだ。何であれ時として善に、またある時は悪に傾き得る。善悪のシーソーゲーム系路地。
ここは港町。いったいどれだけの人・モノがこの町に来てはまた去っていったのか。その中にあってずっと変わらない、この町の歴史が刻み込まれた石造りの壁。
いついかなる時も歴史を書き残すことが出来たのは勝者のみ。すなわちここは、連戦連勝の勝者系路地。
オーストリア
ここを進んだ先にはいい雰囲気のレストランが集まっていました。数十メートル手前から先にあるレストランへの導線となってかつ気持ちも高めてくれる。
「お嬢様、用意はできております。」指示よりも先に動く。熟練執事系路地。
なんか必殺技の名前みたいになった。
「くらえ!!熟練執事系路地ーーー!!!」
みたいな。
シュニッツェル(子牛のカツレツ)がおいしいレストランのある路地です。オーストリアで人気の料理といえばシュニッツェルのようです。
「君(シュニッツェル)はいつだって人気者。そんな君をあの頃のぼくは、ただただ遠くから眺めることしか出来なかったんだ…(行列に並ぶのが嫌だった)」もどかしい青春の思い出系路地。
あの方の看板がかかってますね。そう、ここはかの有名な音楽家モーツァルトの生まれた国。お土産屋にでも入ろうものなら、そこらじゅうモーツァルトだらけ!
でも…いったいどれだけの人が彼のフルネームを知っているんだろうか?ヨハンネス・クリュソストムス・ヴォルフガングス・テオフィールス・モーツァルト系路地。
夕方、暗くなってきた路地にお店の灯りが映えます。こんなん絶対いい店じゃないですか。柔らかく暖かい灯り。
ある男の客がスープを一口。「うぅ…な、なんだよこれ。暖けえ、暖けぇよぉ…。」故郷を離れて早十年。すっかり冷え切ってしまった彼の心を優しく包み込むように暖めてくれる。「かあちゃんに、会いてぇなあ…」センチメンタルジャーニー系路地。
日本
この色!これだから木は良いですね!やっぱり木造住宅が好き。こんな路地なら平気で20往復してしまいます。
古来より木は人間の生活に深く根付き、切っても切れない関係にある。我々の本能が木を欲するのだ。「細胞レベルで木、愛してる?」系路地。
生活感があって少しごちゃついています。改めてよく見てみると気づくことがある。それぞれの家の造りの違い、飛び飛びに補修されてツギハギのような道路、バラバラな側溝の蓋の種類。こういった統一感の無さが日本らしさでもありますね。
何にも縛られない。好きなようにさせてもらいます。フリーランス系路地。
写真の場所は二枚とも岐阜の高山。
まとめ
ここまで読んでくれた方にはずいぶんと無駄な時間を過ごさせてしまった感は拭えない。
それぞれの写真にコメントを付けるのに、キーボードをタカタカタッ...ターン!て叩きつつ合間合間でふと我に返って、「俺はいったい何を産み出そうとしているんだ….」とダークサイドに堕ちるかどうかの狭間で揺れているマッドドクターみたいな心境になってはいたんですけど、キレイにダークサイドに堕ちました。ありがとうございます。
自分でも全く意味の分からない部分もありますし。「善悪のシーソーゲーム」ってなんやねん!みたいな。
編集し直そうかとも思いましたけど、ここがぼくの現在地ということだからこのままにしておきます。いや決して面倒くさいからじゃないですよ。なに言ってんですかー。かんべんしてくださいよー。
でも路地ってなかなかいいものじゃなかったですか?少しでも魅力が伝わっていれば嬉しいです。
この記事を読みながら聴きたい曲
異国を周っているような気分にさせてくれます。
こちらもオススメ!
最後まで読んでくれてありがとうございます!