タスマニアでの車の運転はお気を付けください。

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はい、ばたきちです。僕がオーストラリアのタスマニア島に滞在していた時のお話です。

 

友達がタスマニアの州都ホバートに遊びにくると言うので、合流して遊ぶことになりましたが、ひとつ問題がありました。というのが、

その時の僕の滞在場所からホバートまでは車で約3時間程の距離にあったことです。それでもやはり友達と会いたかった僕は、同じファームで働いていた友達から車を借りホバートへと向かいました。

 

車を貸してくれた友達から何度も念を押されたこと、それが

 

友達「暗くなってからの運転はやめとけ」

 

でした。

 

オーストラリア、タスマニア島は自然が豊かなことで有名です。島の大きさは北海道と同じくらいのサイズなんですけど、何かと規模が大きいんですね。特に農場なんかはどこも馬鹿みたいにでっかいです。

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そんな環境だからかなのか野生動物ものびのびと生活していて、動物園で見るような動物にも簡単に遭遇できるワクワクアイランドなんですが、それゆえ問題もありまして、市街地から少し離れると道路には

 

 

ワラビー(小さめのカンガルー)の死体がゴロゴロ転がってるんです。

 

※参考画像

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つまり友達の忠告を言い換えると

 

 

ワラビーひき殺さんよう気いつけや

 

 

って意味でした。

 

タスマニアに渡ってからすぐは、

ワラビーの死体を見かけるたびに

何とも言えない嫌な気持ちになってましたが、

その数があまりにも多く毎日のことなので、

すぐに慣れて何も感じなくなりまた。

 

非日常なことも毎日つづけばもはや日常。

 

 

「あのワラビーの死体面白いポーズしとるww」

 

 

というような感想を持ってしまう程に感覚が麻痺してましたね。

 

そんな忠告もありましたが

行きは辺りが暗くなる前に

ホバートへと到着したので

何も問題はありませんでした。

 

そして友達と合流し、遊んで、

楽しい週末を過ごしました。

 

 

二日後の帰り道、

友達を見送り帰路につく頃、

辺りはすっかりと暗くなっていました。

 

加えて、道路沿いに灯り等は

全くと言っていいほど無いので、

車のライトが届く範囲以外は

完全な暗闇です。

 

運転して1時間ほど経ったころ、、

 

 

「あっ!何かおる!!」

 

 

と動くものを視界に捉えた

次の瞬間には、

 

「ゴリュ…!!!!」

(実際は擬音じゃ説明しきれない、えげつない音)

 

という音が聞こえました。

それがワラビーだったのか

別の動物だったのかは

確認できませんでしたが、

ご多分に漏れずやてしまいました。

 

あの音は軽くトラウマものです。

 

当然それでヒヨってしまった僕の運転はその後、

 

タスマニアのドライバーの中で

一番の安全運転だった!

と自信をもって言えます。

 

そんなヒヨヒヨビクビクしながらも

なんとか宿泊場所に帰ってきた

と言える地点に差しかかりました。

 

そのせいで僕の気持ちに

弛みがあったかって?

 

いや、なかった!

 

 

 

 

 

鳥をひきました

 

 

 

 

 

「うわ引くわー」とかの「ひく」じゃなく「轢く」の「ひく」です。

 

だって横の草むらから

こっちに向かって飛び出してくるんですよ!?

 このタイミングしかない!

ってタイミングで飛び出してくるんですよ?

 

 

なにを思って今飛び立とうとしたの?ファンタジスタなの?と。

 

 

ていうか車で鳥を轢けるものなの?

君たち自慢の翼でFly Highじゃないの?

 

こちらとしては一晩のうちに2轢き(匹)な訳ですよ。1轢きだけで十分沈んでたのに、さらにもう1轢きて!!勘弁してくださいよー!故意じゃなくても生き物の命を奪うのは嫌なもんです。じゃあお前さんが豚さんを殺して作ったベーコンを今日もうまうま言いながら喰っとったのはどういった料簡だ?とかなりまますが、それはまた別のお話。つづく。

 

 

いや、続かないですけどね。

 

 

幸い友達の車には何も損傷はなく

血が付いている等も無かったので

 

「何も轢かず安全に帰ってきたよ」

 

と言い車を返しました。ごめんね。

 

 

タスマニアでの運転に慣れた人はこう言います。

 

「ワラビーは轢き殺しても問題ない。急ブレーキをかけるほうが危ないんだ!そして本当に怖いのはワラビーじゃなくウォンバットだ!やつらのケツは石のように硬いからな!!」と。

 

ちなみにタスマニアの制限速度、

市街地を除いて

基本は時速100キロです。

本土も都市部以外は同じなんかな?

 

オーストラリアのタスマニアで

車を運転する際は、

特に気を付けてください。

 

 

ではまた。